西 面
北 面
東 面
南 面
敷地56坪に当初住居兼仕事場として計画したが、神様の占いにより風呂や寝室が取り除かれた。建物は延べ33坪で3階建てである。敷地の周りには小川や新幹線それに幹線鉄道などの結節点があり、常に何かが流れているのを感じる。神様は身体を持たないので便利だが建築はモノから逃れることが困難であるから、人が作りだしたモノとモノによって新たに生まれてしまう渦を感じ反応するのが良いと思う。新幹線が通過すると小さな筒状の窓がカタカタと音をたて日が沈む頃には鉄の桟が輝く。夜になると住人が吹く尺八の音が帰り客を乗せた新幹線の音と重なり、混沌とした闇が息づく。
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